スケリグマイケル
前回までのお話は、スケリグに行く前のことを書かせて頂きました。
ちょっと番外編、ということで少しスターウォーズ関連の話をさせて頂こうかと思います。
私がスケリグに行ったのは、2016年の夏で、「フォースの覚醒」の公開前でした。
なので、どんな風にこの場所が映画で使われているのかは全く知りませんでした。
公開されていた予告編を見ても、ほとんどそれらしい映像は出てこないし…
まあ、それもそのはず、スケリグの場面が出てくるのは映画のラストですから。
とても重要な場面ですが、ラストシーンなので、予告編に出すわけにはいきませんよね。
「フォースの覚醒」を映画館に見に行った時、いったいどこでスケリグが出てくるんだろう、
と、なんとなく待つような気持ちもあったりしました。で、やっと最後になって「あっ」と言う感じ。
とてもうまく使っていると思いましたし、美しい映像を見ながら、なんだか、懐かしい気もしました。
「最後のジェダイ」では、かなり多くの場面に出てきます。
レイがライトセーバーをあやつるシーンとか。
岩をスパッと二つに切った時は、「どきっ」としました。
もちろん合成の映像だけど、自分はその岩の前に立っていたし、その時に撮った写真もあるし。
実際に壊された訳ではないのは、じゅうじゅう承知していながら、「あれー、やっちゃった」みたいに思わずにはいられませんでした。
屋外のシーンは実際にスケリグで撮影されているのが映画を見るとわかります。
スケリグのドーム型の住居跡は映画全体で、重要な役割を果たしていますが、そのシーンの多くはセットで撮影されています。アイルランドにいた時にその話は聞いていました。
スケリグ・マイケルの遺跡は世界遺産ですから、万が一傷つけるようなことがあっては大変です。ロケを行うこと自体、賛否両論があったようですから。
ルークが住んでいるドームに金属製の自動ドアがついていて、それが上にすっと開く場面がありました。ああいうのはセットでないと出来ませんね。
撮影のためスケリグのドームを模したセットが作られたのは、ディングル半島だそうです。
ディングルもアイルランドでは特別な場所で、聖なる土地です。
アイルランドの開発、言い換えると「イギリスの占領」が進められたのは、ダブリンを起点にした東の方からです。
西側は開拓するのには地形が複雑だったり、痩せた土地が多かったりして、手をつけられずに残った所が多いのです。ディングル半島もその一つ。
ゲールタハトと呼ばれ、今でもゲール語が母国語として話されている地域です。当然英語も話すので、土地の人たちはバイリンガルです。
もうずっと昔の映画ですが、「ライアンの娘」のロケがディングル半島で行われたのは、アイルランドではよく知られています。
自然が手付かずで残されている場所でもあり、美しい海岸線と不思議な起伏のある丘など、息を飲む景色が続きます。
ディングル半島もスケリグ・マイケルも、映画に有形無形の影響を与えているのだろうなと思いました。
スケリグで撮影ができたことは奇跡だと、スターウォーズの監督が語っています。これは納得です。
島の独特の景観も奇跡的ですが、ここに撮影機材を持ち込み、たくさんの人を送り込むこと自体が、尋常ではありません。
映画を見て心に残ったのは、ルークが隠棲する場として使われたスケリグの地が、実際に孤高の人生を送った人々が暮らした場所だという、不思議な繋がりでした。
古代、ジェダイ戦士のテンプル(神殿)があった地という設定と、初期キリスト教の僧院で、修行僧が暮らしていた聖地スケリグ。
何世紀も人から見捨てられ、陸からは荒い海を隔てた孤島。
今は鳥だけが住む、人間界とは隔離された地。
それは、全てを捨てるしかなかったルーク・スカイウォーカーのために用意された場所に思えました。
もちろん映画では、地球ではない「どこかの星」ですが、スケリグの「この世のものではない」雰囲気は、それにもマッチしていると思いました。
映画に与えたインパクトはビジュアルを超え、スピリチュアルの域に入っているのではないでしょうか。
ネット上でスケリグのビデオは探せばいろいろ出てきます。スターウォーズ関連のものも、最近増えました。
私のピックアップはこの二つ。
YouTube は英語字幕も出せるので、話しているのが聞き取りにくい場合は、字幕オンにして見るのも、おすすめ。
◾️Visiting Skellig Michael – A Safety Guide
https://www.youtube.com/watch?v=EuJ8Dw_iNwU
アイルランドの文化遺産などを管理、監督する政府機関である、Office of Public Works(公共事業局)が公開しているスケリグの安全ガイド。島の案内としても良くできています。
◾Star Wars The Force Awakens Exclusive: Behind the Scenes with JJ Abrams in Ireland
https://www.youtube.com/watch?time_continue=115&v=HjnGRTATRdg
スケリグでの「フォースの覚醒」撮影時のビデオクリップ。
スタッフが船で島に向かうシーンとか、上陸の際の様子とかが、写っているので、その辺りもいいと思いました。
スタッフがこの土地への思いを語る場面もあって、意気込みが伝わってきます。
番外編はここまで。次回はスケリグへの上陸に向けて、お話を続けます。
「スケリグ・マイケル」 Vo7.へ続く…
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仁木 智栄子 

仁木 智栄子 

今までに世界の様々な聖地へ導かれて来ました。 そのきっかけはスピリチュアル系の通訳をさせていただいたことです。 海外に興味を持ち始めたのは、中学生の時だったでしょうか。 その頃は外国の文化を身近に体験する機会はなくて、高校生で通った、週一度の英会話レッスンが、小さいけれど海外との接点でした。 時が経ち色々な経緯で、30代後半から7年間イギリスに住むことになります。 帰国後、通訳としての仕事を頂き、また新たに海外への道が開かれました。 ハワイ、マウイ島に始まり、アメリカはシャスタ山やセドナ。 モン・サン・ミシェル、ルルド、パリ、シャルトルなどフランスの聖地。 イギリスではグラストンベリー、フィンドホーンなど、名前をあげるとキリがないほどです。他にインドネシアのバリ島、イスラエル、トルコ、ボスニアなどにもご縁を頂きました。最近はアイルランドで、隠れたスポットを発掘中です。
 



   

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